STORY
EPISODE4 小説
それはエクリプスの夜を7日後に控えた日の事だった。
その屋敷には、大きな天窓があった。
空を丸く切り取ったかのような天窓は、一片の曇りもなく、今は室内に白い月の光を落としている。
月の光に照らされた床は白と青。
艶やかなタイルを組み合わせた床は、部屋の中心から円を描く模様になっている。
部屋の中には二人の男が立っていた。
一人は派手な毛皮のコートに身を包んだブルネットの男。見た目は30代くらいだが、着ているのは若者向けの流行りの服だ。
もう一人は天窓からの光が届かない物陰に立っている。
毛皮の男は落ち着かない様子で両手を差し出しており、相手は呆れた様子で持っていた黒い包みを差し出した。
「これがあなたに渡す最後の薬になるでしょう」
その屋敷には、大きな天窓があった。
空を丸く切り取ったかのような天窓は、一片の曇りもなく、今は室内に白い月の光を落としている。
月の光に照らされた床は白と青。
艶やかなタイルを組み合わせた床は、部屋の中心から円を描く模様になっている。
部屋の中には二人の男が立っていた。
一人は派手な毛皮のコートに身を包んだブルネットの男。見た目は30代くらいだが、着ているのは若者向けの流行りの服だ。
もう一人は天窓からの光が届かない物陰に立っている。
毛皮の男は落ち着かない様子で両手を差し出しており、相手は呆れた様子で持っていた黒い包みを差し出した。
「これがあなたに渡す最後の薬になるでしょう」
- 『読んだ位置を保存して戻る』を押すと、直前の閲覧状況を保存して目次へ戻ります。
- 『続きを読む』を押すと、直前の閲覧状況から再開します。
- 『続きを読む』はブラウザのlocalStorageを利用しています。localStorageを消去した場合、閲覧状況が消えてしまう場合があります。
- 『続きを読む』はiPhone/Safariなど一部の環境では、閲覧状況の保存期間が短い場合があります。
小説内で、選択したテキストをSNSシェアできる機能を追加しました!
- 著作
- 川治 ながや